半年ゼロ契約から這い上がった、“やり切る”営業哲学
- 3月21日
- 読了時間: 4分
Y.Kさん
ハウスメーカー:店長
勤続14年、既婚

出身地 : 大阪府 | 趣味: バス釣り・ダイビング |
出身校: 関西国際大学 | 好きな言葉: 他人と過去は変えられないが 自分と未来は変えられる |
-就活の中で、なぜ今の会社を選んだんですか?
営業で勝負したい——その思いがすべての原点でした。安定した職に就く両親を見て育ちながら、自分は「頑張りが返ってくる世界」で働きたいと感じていたんです。就職氷河期でも迷わず営業職を志望しました。住宅業界を選んだのは、大工だった祖父の影響が大きいですね。幼い頃から木や家づくりに触れ、ゼロから形をつくる面白さに魅かれていました。前向きなお客様と関わる機会が多いことも魅力で、最終的に「木の家」で勝負したくてここを選びました。
-今はどんな立場で、どんな仕事をされているんですか?
現在は店長として、営業とマネジメントの両方を担っています。半分は自分がプレーヤーとして現場に立ち、年間10〜15棟の契約を担当。もう半分は、メンバーの商談相談に乗ったり育成したりと、組織全体の動きを見ています。若手でも年間9〜10棟を決めるメンバーがいて、全体として悪くない状態ですね。数字だけではなく、一人ひとりが自分の頭で考え、成長していけるチームづくりを意識しながら、現場の最前線で日々動いています。
-教育やマネジメントにおいてどのようなことを重要視されていますか?
育成で一番大事にしているのは、「何でも相談しやすい存在でいること」です。「ちょっといいですか?」と気軽に声をかけてもらえる雰囲気づくりをしながら、相談が来たときは良い点は認め、良くない点ははっきり伝えます。また、最初から答えを渡さず、まず本人に考えさせることも大切にしています。言われた通りに動くのではなく、自分で意思決定し、提案を組み立てられる営業になってほしい。そんな想いで日々伴走しています。
-今までで一番しんどかった時期はいつでしたか?
一番きつかったのは8年目、子どもが生まれた年です。半年間まったく契約が取れず、生活の不安と「もう取れないかもしれない」という恐怖で、転職も考えました。そこから立て直せた理由は3つあります。環境を変えたこと、覚悟を決めたこと、そして成果が出ない間にスキルが積み上がっていたこと。失敗を溜め、整理し、潰し続けた。その蓄積が一気に形になりました。
-これまで、どういった転機がありましたか?
一番の転機は、営業3年目の頃でした。成果も出ず不安ばかりの時期に、当時の支店長から「自分で考えて組み立てろ」と突き放されたんです。でもその一方で、毎朝1時間の勉強会を続け、徹底的に考え方を叩き込んでくれました。厳しい人だと思っていたのに、圧倒的な数字を出す姿を見て「本気で育てようとしてくれていた」と気づいたんです。お客様を選ばず、来た人全員に真剣に向き合い、インプットとアウトプットを繰り返した日々が、今の自分の基礎になりました。
-これまでどのような辛い時期があり、それをどのように乗り越えましたか?
辛いと感じたのは、営業2〜3年目の“自分でやり切るしかない”時期です。同行も答えもなく、すべて一人でお客様の前に立つ怖さはありました。ただ、「来てくれたお客様に向き合うだけ。殴られるわけじゃない」と、自分に言い聞かせて現場に出続けました。打開策はシンプルで、まず打席に立つこと。そして毎朝の勉強会で得たことをその日に試し、失敗すれば翌日修正する。才能より行動量で補う姿勢が、不安を乗り越える大きな支えになりました。
-セールスパーソンとして大事にしている考え方は何ですか?
営業として大事にしているのは、まず“わかりやすく伝えること”。専門用語を並べず、お客様がイメージしやすい言葉に噛み砕いて説明します。そして「誰もがお客様になりうる」という姿勢。掃除スタッフでも、ふらっと来た人でも、全員に誠実に向き合う。最後に、やるべきことから逃げないことです。学歴や才能が特別なわけではない自分が店長になれたのは、ただ“やってきたから”。できない理由より、行動量を積むことを大切にしています。
-これから先、どんなキャリアを描いていますか?
今後は、統括店長や支店長といった一つ上の役職を目指しています。とはいえ、本社勤務のように現場から離れる仕事にはあまり興味がありません。できる限りお客様に近い場所で働き続けたいんです。タイムラインとしては5〜7年後に支店長になれたら理想ですね。そして、その役割をしっかりやり切り、そのまま引退する——そんな落ち着いた未来を描いています。出世レースではなく、現場に根ざしたリーダーとして成長していきたいです。
-今、頑張っている営業マンに伝えたいことは何ですか?
営業で大切なのは「できないなら、やるしかない」という覚悟だと思っています。特別な才能より、やるかやらないかの差が大きいです。そして、誰に対しても誠実に向き合うこと。目の前の一人を大切にし続ける姿勢が、気づけば自分のキャリアをつくっていきます。




コメント