「守るべき存在」が、営業人生を変えた
- 5月13日
- 読了時間: 4分
N.Kさん
ハウスメーカー:営業職
勤続23年、既婚

出身地 : 岡崎市 | 生年月日: 1981年 10月 |
出身校: 愛知大学 | 趣味: スポーツ観戦、お酒、後輩の育成 |
ー入社のきっかけを教えてください。
祖父が大工で、幼い頃から「これは俺が作った」と誇らしげに話す姿がずっと心に残っていました。大学時代に先輩が宅建を取ったのを見て「自分も何かやらなきゃ」と思い取得。祖父の原体験と宅建、人に感謝される仕事が重なり住宅営業を志しました。家づくりは人と深く関われる仕事だと思い入社しました。
ーこれまでで大きな転機は何でしたか?
一番の転機は家族です。27歳で結婚し、娘が2人できて「守るべき存在」が明確になりました。それまでは負けたくないという競争心が原動力でしたが、今は「家族を守り続けること」が軸。健康で会社に行き続けることが何より大事だと考えるようになりました。働く意味が、自分のためから家族のためへと大きく変わりました。
ー一番辛かった時期、どのように乗り越えましたか?
基本的に嫌なことは寝たら忘れるタイプですが、唯一強烈だったのは「心から良いと思えない商品を売っていた時期」です。高額な戸建てを売ることでお客様が苦しくなるのではと葛藤し、思うように売れなくなりました。悩んだ末に異動願いを出し、資産防衛、遊休地の活用部門へ。家族を守るためにも、自分が納得できるフィールドに立つ決断をしました。
ーこれまでで一番嬉しかった出来事はどういったことですか?
数字の達成も嬉しいですが、やはり後輩の成長ですね。野球部の後輩が同じ会社に入り、苦しんでいる姿を見た時「何とかしてあげたい」と本気で思えました。今は別々の道ですが、年に一度飲みに行く関係が続いています。売上よりも、人との縁が残ること。それが営業をやっていて一番誇れることかもしれません。
ー育成で大切にしていることはどういったことですか?
自分はとても恵まれて育ちました。その“当たり前”が当たり前じゃないと気づいた時、受け取った優しさをそのまま渡したいと思ったんです。後輩は息子や弟のように接します。「ありがとう」「ごめんね」を言え、最後までお客様を見送れ、と行動まで伝える。やり方よりも“真心”を教えたい。愛情を持って本気で向き合っています。
ーセールスとして大切にしていることは何ですか?
徹底したお客様ファーストです。会社都合や自分の都合を押し付けるのは嫌いで、「この方にとって何が最善か」を最優先に考えます。そして三方よし。お客様・関係者・自分、誰か一人でも欠けると長続きしない。数字は結果であって目的ではない。だからこそ信頼が積み重なり、仕事が続いているのだと思います。
ー人との向き合い方のスタイルは、どういったことを心がけていますか?
人は最初100点から始めます。裏切りや嫌なことがあれば減点していくスタイルですが、それを表には出しません。強引に数字を取るよりも、一緒に酒を飲める仲間を作りたい。営業は勝ち負けじゃない。長く付き合える関係を築くことのほうが、結果的に強いと思っています。
ー今後のビジョンを教えてください。
以前は上を目指したい気持ちもありましたが、今は違います。上に行けばしがらみも理不尽も増える。家族と離れる可能性もある。だからこそ今の立ち位置で、自分の周りの仲間を助け、幸せにしたい。大きな肩書きよりも、目の前の人を守れる存在であり続けたいと思っています。
ーご自身の強みは何だと思いますか?
嫌なことを引きずらないこと。そして後輩を家族目線で見られることです。お客様ファーストと三方よしが自分の軸。強さや地位よりも、人との繋がりを優先します。結局最後に残るのは「人」だと思っていますし、そこだけは絶対にぶらしたくありません。
ーセールスパーソンへのメッセージをお願いします。
好きな言葉は「雪に耐えて梅花麗し」。苦しい時期があっても、春は必ず来る。そして誰もあなたの失敗を10年後まで覚えていません。だから恐れすぎなくていい。耐える時は耐え、やり続けること。そして最後に——人は変わらなくても、自分は変われる。そこに可能性があると信じています。




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